SSブログ

マルハニチロ社長アクリフーズ社長辞任―そんなことしても根本的な解決にはならない [事件]

スポンサードリンク




マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場で製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された事件で、契約社員阿部利樹容疑者(49)が逮捕された。

そのことを受け、マルハニチロHD久代敏男社長とアクリフーズ田辺裕社長が引責辞任をすると発表した。


だが、そんなことでこの事件を有耶無耶にして欲しくはない。
しっかりと事件の背景、動機をはっきりさせるべきだ


なぜか


今回の事件の背景には

契約社員に対する会社からの悪待遇

があったと考えられるからだ。


アクリフーズの群馬工場では、それまで時間外勤務の場合には1,000円ほどの時間外手当があったそうだが、それがなくなり、

そして、ボーナスもカットされたらしい。
その影響で、阿部容疑者の月給は4,5万円も減ってしまったという。


―月4,5万円会社の都合で突然減らされ、ボーナスもなくなる― 阿部容疑者のそれまでの生活が脅かされることになったのは言うまでもない。


給与面だけでなく、勤怠面でも正社員は土日休めるのに、契約社員は土日も出なくてはならなかったなど、あまりよくない状況だったことが伺える


もし、阿部容疑者が会社に対してのこういった不満が原因で今回の事件をもし起こしていたとしたら、
同じように会社に対して契約社員が不満を持ち続けるのであれば、

またいつ同じような事件が起こらないとも限らない。


さらに言えば、人件費削減を急務とする会社が増え、契約社員や派遣社員といった非正規従業員の人数が増えている現在、


このような事件はどの会社でも起こり得ることなのだ。


だからこそ、役員が数名辞めたところで、今回の事件の根本的な解決にはならない。

今回の事件の真相をしっかりと突き止めることが求められる


スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。